■Takeshi Uchibayashi Blog◆GARAG's drawers■

美術作家/内林武史の展覧会情報などをお伝えするNewsブログ【GARAGの引き出し】です。 今日もまた、木を削ったり、金属を磨いたり、機械を分解したり。。。
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2014年の作品展示などを振り返る。

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●3月,水道橋のnuisance galerieにて個展「Division」開催
 都会の隠れ家的スペースで、新旧作約20点を展示。

●4月,韓国 [Artshow Busan 2014]に新旧10点参加(ギャラリー椿ブース)

●7月〜10月,高島屋での「幻想博物館展」に参加
 日本橋,大阪,京都,横浜,名古屋,新宿の各店で開催
 「夢の中で月に行く装置」など新作オブジェ5点を出品

●9月,高松三越での「アートフェアin高松」に新旧4点のオブジェを出品

●10月,南青山・新生堂ギャラリーにて「and geometry」開催
 「意識した幾何学形態」をテーマに新作オブジェ約20点を展示した個展。

●11月,銀座・スパンギャラリーにて開催の「トリックオブジェの世界」に参加
 「アラモナスト鉱石の効果」,「真夜中の本棚」二点の新作オブジェを出品。
 
 

  

 
2015年は2月に京橋・ギャラリー椿、企画開催の
グループ展「Lumiere」に参加予定。

10月には新作オブジェ個展を京橋・ギャラリー椿にて企画開催して頂く予定です。

展覧会のDMをご希望の方はこちらからお申し込みください。
2015年もどうぞよろしくお願い致します。
 
内林武史

考えてみる | 14:30 | - | trackbacks(0) | - | - |
個展「テラゾント」終了しました。
 真夏の2週間。
京橋ギャラリー椿GT2での個展は7/27(土)で終了致しました。

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会期12日間に沢山の方々にご来場いただきました。
今回始めて作品を見てくださった方も多く、楽しいお話しを聞くことができました。

普段、アトリエにこもって作品を制作していると何日間も
誰ともしゃべらない、なんて事も少なくありませんので
個展会期中の人との会話は、自分が考えている事を整理したり
無意識に好んでいるモノやコト、色などを気づかせてくれたりと
大変貴重で為になる時間です。

ご高覧くださり本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
ギャラリーでの展示風景はこちらからご覧いただけます。
(リンクページはギャラリー椿の製作によるものです、画像の無断使用はお断り致します。)

次回の個展は今年の秋11月中旬より新宿高島屋10階にある美術画廊で開催予定です。
まだ個展タイトルは未定ですが「少し不思議で役に立たない実験器具」のような
オブジェを続々と制作中です、また近くなりましたらウェブサイトなどでもお知らせ致します。


内林武史
考えてみる | 22:58 | - | trackbacks(0) | - | - |
都市の裏側、地下の世界とかビルの裏側とか見えない世界が魅力的なワケ。

都市の地下やビルの背面に張り巡らされた

ダクトやケーブルは人間に例えると

血管や神経にでも充たるのでしょうかね。

この最も働いている部分が実はとても美しくて見惚れてしまう。

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電気製品の中身もまたしかりで、

細いコードや電子部品に働く力を強く感じてしまうね。

工場や橋や鉄塔、業務用の工具なんかは

それを隠さずに中身が剥き出しなので惹きつけられちゃうんですね。

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沢山の人たちが働く都市、街、
こちらで見れます。



考えてみる | 10:48 | - | trackbacks(0) | - | - |
北斗七星プロジェクト
 現在、京橋のギャラリー椿で開催中の
チャリティーオークション展、本日28日が最終日。

初日に行われたオープニングレセプションも盛大に行われ
沢山の作品を観る事ができた。
企画してくれたギャラリー椿に感謝です。


レセプションでトークをしていた
仙台出身の画家、うじまりさんが素敵なプロジェクトを
立ち上げているので紹介しておきます。

うじまり「北斗七星プロジェクト」ブログ
考えてみる | 12:11 | - | trackbacks(0) | - | - |
銀座・伊東屋ギャラリー 個展を終えて。
 
4/18で個展「都市の幻影」が終了しました。
会期中天気も良く、桜の満開時にも重なり
自転車での途中途中ではいろいろな桜が楽しめました。

10日間という期間はいつもの展示期間より短いが
中身の濃い10日間になりました。
通常の画廊とは違い、やはり「銀座のど真ん中」で
「文房具屋さんのビル」という場所柄か
普段あまり画廊には入らないという人達が多かった気がします。
大きなデパート系の強みというか、スタッフさんの人数が多いので
「会期中無休」というのも大きな要因でしょう。

新学期の文具を買いに来た学生さんや、
新しい手帳やペンを買いに来たおじさま、
近所のオフィスやショップにお勤めの方々、
ありがたい事に「初めて内林武史作品を見ました」という
お客様の数は300人近くにもなりました。

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5年振り、10年振り、15年振りと久しぶりの出会いも多かった。
小学校時代の幼なじみやデザイン学校時代の同級生と会うと
フワーッと「その頃」を思い出すし
ママになり小さな赤ちゃんを抱いている友人や
ご夫婦やご家族で立ち寄って作品に触れてもらえたり、
いくつもの画廊のスタッフさんやオーナーさん
画家、作家のお友達にも沢山見ていただけました。

いつも、もっと気軽に、洋服屋さんや雑貨屋さんに入るように
ふらりとギャラリーに入って来てもらえたらと思います。
そうは思っていない「買わないなら入ってくるな」、という
考えの作家さんやギャラリーもあるでしょう。
買ってもらえて嬉しいのは当然ですが、
ゆっくりと展示を楽しみ、いつもと少し違う時間を過ごし
何かを思い出したり、新しい何かに気づいたりしてもらえたら本当に嬉しいです。
実は作家もそこでいろいろなモノをもらっているんです。

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いつも個展の時には会場に感想などを書いてもらう
「自由帳」を置いてあるのですが
そこには作品や展示に関する感想とともに
いま人々が求めている空間や時間、
おれや芸術家達が今後どうすべきかとういうヒントが
ぎっしりと詰め込まれている宝のノートです。

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展覧会をご覧いただいた皆さま
本当にありがとうございました。
次回もまた楽しく作品を制作して
新たな空間を創っていきます。

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今年の11月末に開催予定の京橋・ギャラリー椿での新作展覧会には
また是非是非、足を運んでいただけたらと思います。

最新の展示・イベントの情報は
アトリエwebsite http://www.garag.net/
スタジオwebsite http://www.mo-dif.com/

でご覧いただけます。



この記事の作品画像は友人の小原氏が撮影してくれたものです。

考えてみる | 19:34 | - | trackbacks(0) | - | - |
展覧会の前に思うこと。

とても大きな災害があり
関東地方でも停電や節電が騒がれたり
商品の買占めが起こったり
無意味な自粛宣言がされたり

何が良くて何が悪いのか、とか
何が出来るのか、とか
何が必要なのか、とか
自分自身で判断しなくてはと思ってはいますが
情報が多すぎて混乱してしまいます。


そんな中ですが予定通り
来週から個展が始まります。
ですので今、一生懸命に展覧会の準備をしています。

今回伊東屋さんで開催していただく個展は
数年前からの企画で昨年の秋頃にようやく開催日時が決定しました。

日本がこんな事態になっているので
「開催はどうなるのだろう?」と思っていましたが10日ほど前
伊東屋さんから「予定通り開催しましょう!
こんな時だからこそお客さまと一緒に楽しみましょう!」
と連絡がありました。

計画停電等の影響により営業時間の変更があり
展示会場も天井のハロゲン照明を外し
作品の明かりで見せる予定なので
通常のギャラリー展示よりかなり暗くなるかもしれません。

モーターや電球など電気を使った作品が多いので
いささか気が引けますが、それは仕方が無い。
100wのハロゲン球を2〜3個使って作品を照らすより
5wの電球を使ったオブジェ作品を暗がりで見るほうが
若干でも節電にはなるでしょう。


展示作品数は過去の個展の中で多分もっとも多い
40点以上になります

大きな横顔のようなオブジェ
「光景」
丸いテーブルの様な作品「交錯する日常」
絵を描く機械「WYSIWYG」

という大きな作品3点も展示します。
こんな時だからこそ沢山の人に見てもらいたいし
自分自身も楽しもうと思っています。
DMやWEBに記載している在廊日以外でも
都合がつけばなるべくギャラリーに行き
みなさんにお会い出来きたらと思います。


展覧会の詳細はこちらでご覧頂けます。
考えてみる | 23:28 | - | trackbacks(0) | - | - |
個展が終わって
DMでは10/31までとなっていた吉祥寺の個展が
一週間延長し11/7に無事終了した。

2008、2009と担当したELLE DECOアワードの
受賞者記念オブジェの制作。
今年もありがたいことに依頼していただきました。
その15点のオブジェ制作が展示期間にガッツり重なり
数日しか在廊できる日が無かった。

前もってこのブログ上で作家在廊日を書いておいたので
合わせて来てくれる方々にはお会いできて良かったのだが
今日、記帳してもらった芳名カードが自宅に戻ってきて
はじめて目を通し「あの人も来てくれたのか!」
「うわっ、この人にも会えなかったー!」と後悔しきり。

まぁ仕事だから仕方がないが残念でならない。

お世話になっているギャラリーのスタッフさんや
来年お世話になるお仕事関係の方
毎回必ず来てくださる仲の良いご夫婦
コレクターの方、編集の方、古い友人、知人・・・。

いつもそうなのだが展覧会前に数ヶ月間
ほとんど人に会わずに制作していると
展覧会が始まり、会期中人と話すのがとても嬉しく
とても楽しいのです、来てくれただけで
ありがとうございます!とういう気持ちで一杯です。



通りすがりにふらりと立ち寄ってくださった方
お友達に連れられて初めて
内林武史の作品を見てくださった方
感想を書いてくださってありがとうございます!
今回は小さな光る箱でしたが次回は全然違うものになるでしょう。
また次を楽しみにしていてください。
どこかで作品の展示があるときはこのブログかAtelierGARAG
サイトのNEWSでお知らせしますので時々覗いてみてください。


今回の個展作品の制作途中、アトリエの引越しが決まり
スケジュール的にとても目まぐるしかったのですが
好きな時間にいつでも作業ができる新しい作業場は
とても制作がはかどりました。



最近は年末に新宿高島屋で展示する新作をもくもくと
作っていますが、ひと休みするごとにカメラとコーヒーを持って
自転車で近所をぶらぶらしております。
その模様はこちらでごらんいただけます。

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アトリエの様子


最後になりましたが今回の展覧会「庭からの眺め」を
ご高覧いただき本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。


造形作家・内林武史
考えてみる | 04:38 | - | trackbacks(0) | - | - |
スペシャルな友人、SPさま
おれが友人なんて言うのはおこがましいかもしれません。

テレビ、ラジオ、出版、音楽などあまりにも多くの業界で
ご活躍だったのですね、改めて驚き、改めて尊敬します。
本当に沢山の方々に愛されていたのですね。

帽子、マント、ステッキ、葉巻。。。
絵に描いたような素敵な紳士です。

鎌倉のお家に遊びに行くと、招いてくださっているのに
いつもあなたは奥の寝室で寝ちゃってて
みんなでワイワイ騒いでて気が付くと後ろに立っています
そして「みなさん、ようこそお越しくださいましたね。」と
あの低い美声でささやくように言うのです。
誰が何歳なんて関係なく、おれたちの話を聞いてくれて
いつも沢山楽しい話を聞かせてくれます。
友人のデザイナーが作ったオシャレな名刺を自慢げに
みんなに配り「いいでしょう!素敵な名刺でしょう!」と
嬉しそうに微笑みます。

毎回個展を観に来てくださって
「いいですね、前回よりさらにいいですね。」
「また次回も、たけしさんらしい作品展を楽しみにしていますよ。」
なんて言ってくれるもんだから単純なおれは嬉しくて
いつも「うんうん、次回も楽しみにしててね、ビックリさせるから!」
って言ってました。
あなたが帰った後、ギャラリーの方に
「素敵な紳士ねー、何なさっている方?」
といつも聞かれましたよ!

何年か前、奥様と恵比寿の美味しいお店へお食事に誘ってくれましたね。
ご親戚の方がオーナーでしたっけ?美味しかったですね!
おればっかりに食べさせて自分は赤ワインをゆっくりゆっくり呑み
沢山話し、笑いましたね!

また次の展覧会もみてもらいたいです。
もっと話がききたいです。
そしてまたみんなで呑みたいです。

また手紙書きますね!

武史

07/16 04:30の朝焼け
考えてみる | 13:08 | - | trackbacks(0) | - | - |
そうやって出来上がってきた。
ちぐはぐな部品

「組み上げる」という事をいつからしてきたんだろう、と考える。
物心ついた頃、手元にLEGOがあった。
レゴブロックはとてもカラフルだが同じ色を集めて立方体などの塊を
作ったり階段や塀などを組み立てていた。焦げ茶や灰色など渋い色を好み
小学校の低学年くらいまで作っては壊し、作っては壊し、を繰り返していた。

小4くらいだったか、そろそろレゴも卒業かという頃、父親から
「これ好きじゃないか?読んでみろ」と一冊の本を渡された。
それは星新一の「ちぐはぐな部品」という文庫本だった。
もともとSFは好きだったが、たった数ページで話を組み立てる素晴らしさと
「オチ」を付けるという事にエラく感動した。その後は角川、新潮から
出版される度に全てのショートショートを読みつくし、エッセイや長編も読んだ。
中学生の頃は星新一のエッセイに出てくる他のSF作家、小松左京、筒井康隆、
阿刀田高なども読んだが、やはり星新一が一番好きだった。
なんでもない真っ白な箱になにが入っているのか?
そんなシンプルなおもしろさが体の中に染み込んでいった気がする。

当時、新潮文庫の表紙と挿絵を描いていた真鍋博の絵も大好きで
細い線で簡単に描いていそうなロボットやロケットの絵などを真似して描いたり
していたが、まったく違う絵になっていた。
真鍋博が描く未来の景色や幾何学模様の室内装飾は強烈に残っている。
一方、角川文庫で星新一の表紙を担当していたのが和田誠。
こちらも素晴らしく、今でも大好きなイラストレーターだ。

立体作品を構成する力をLEGOと星新一のショートショートから得た。気がする。
おれはそうやって出来上がってきた。


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