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■ GARAG's drawers Weblog ■ Objet Artist / Takeshi Uchibayashi ■
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【美術作家】内林武史のブログページです、今日もまた、機械を分解したり、木を削ったり、金属磨いたり。。。
機械/都市/記憶/宇宙/時間…などをテーマに、木/真鍮/電気部品/鉱物…。様々な素材でオブジェ作品を制作しています。
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そうやって出来上がってきた。
ちぐはぐな部品

「組み上げる」という事をいつからしてきたんだろう、と考える。
物心ついた頃、手元にLEGOがあった。
レゴブロックはとてもカラフルだが同じ色を集めて立方体などの塊を
作ったり階段や塀などを組み立てていた。焦げ茶や灰色など渋い色を好み
小学校の低学年くらいまで作っては壊し、作っては壊し、を繰り返していた。

小4くらいだったか、そろそろレゴも卒業かという頃、父親から
「これ好きじゃないか?読んでみろ」と一冊の本を渡された。
それは星新一の「ちぐはぐな部品」という文庫本だった。
もともとSFは好きだったが、たった数ページで話を組み立てる素晴らしさと
「オチ」を付けるという事にエラく感動した。その後は角川、新潮から
出版される度に全てのショートショートを読みつくし、エッセイや長編も読んだ。
中学生の頃は星新一のエッセイに出てくる他のSF作家、小松左京、筒井康隆、
阿刀田高なども読んだが、やはり星新一が一番好きだった。
なんでもない真っ白な箱になにが入っているのか?
そんなシンプルなおもしろさが体の中に染み込んでいった気がする。

当時、新潮文庫の表紙と挿絵を描いていた真鍋博の絵も大好きで
細い線で簡単に描いていそうなロボットやロケットの絵などを真似して描いたり
していたが、まったく違う絵になっていた。
真鍋博が描く未来の景色や幾何学模様の室内装飾は強烈に残っている。
一方、角川文庫で星新一の表紙を担当していたのが和田誠。
こちらも素晴らしく、今でも大好きなイラストレーターだ。

立体作品を構成する力をLEGOと星新一のショートショートから得た。気がする。
おれはそうやって出来上がってきた。


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コメント
from: azko   2008/03/07 11:29 PM
あ、これ読んで私も子供の頃、星新一好きだったこと思い出した。また読んでみよう。

でも、子供の頃から渋い色っていうのが面白いね。今とおんなじだ。
from: ウリ   2008/03/08 12:48 PM
真鍋博さんの絵!私もすき〜!
真鍋さんの絵、どう良いか上手く表現できないけどなんともいえない、時間がとまったような感じがステキ。。。
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